6月14日、Eastman Theatreで卒業式を無事迎えることができた。お世話になったホストファミリーと知人も招くことが出来て、一緒に卒業を祝ってくれたことが非常にうれしかった。また、Options&Futuresの授業でお世話になったLong教授から袈裟のようなものをガウンにかけてもらうことが出来た事もうれしかった。
6月18日(明日)引越業者が荷物を引き取り、インターネット契約も終了させるので、これがロチェスターにおける最後の投稿になる。パッキングをしていると、ロチェスターに到着して荷解きをしていた頃の記憶が蘇ってくる。でも確実に2年近く時間は経過しているわけで。 この留学期間は、本番試合に向かうための練習だったような気がする。金融や商学や法学の学位もない私が何の因果か就職した銀行で、いきなり本番試合に投げ込まれ、基礎体力の無さを感じ、このまま本番に残るよりも一旦試合の場から引っ込んで基礎を鍛える必要があると感じた。もはや若さで乗り切れる歳でも職責でもないわけだし、今後のキャリアにおいて今のままでは自分自身がキャリアのリスクになっていくだろうと予感していたのだと思う。振り返って思うのは、まだちょっと早いかなと思うタイミングが「旬」だったということと、その旬なタイミングを幸運にもつかむ事が出来たことを本当に有難く思う。 練習の場であるMBAでは、1年で経営の基礎となる科目を網羅し、2年でより専門的なことを学ぶ。リーディング、ケースのレポートやプレゼン、試験でぐりぐり自分の頭と体力を使いながら練習に励む。テストではテクニカルなことも当然マスターしていなくてはならない。しかし、結局MBAの21科目を終了してみて、基礎体力として体に染み付いていることは、テクニカルなことではなく、経営の視点となる枠組みや流れやそれらの考え方だと思う。一つ一つの宿題が蓄積してそこから圧縮された要素だけを体が記憶している感じ。しかし、これがテクニカルなことを避けても蓄積できたものであるどうかは疑問だ。エクセルと格闘し、電卓を叩き、鉛筆でノートに纏めるという地道な作業や、駐車場までの道のりを頭のクールダウンや反省(今日は英語で上手く表現出来なかったなど)に使いながら歩いたこと、そんな余白な経験すらも、その蓄積部分に貢献しているような気がする。 また、MBAは練習期間だけに、トライする気持ちに後押しがあったと思う。Vision委員会やCoachの経験は、失敗したらどうなるとか考えず、自分がやってみたいという興味があるから応募してみたわけだが、クラスメート以外の学生や大学スタッフと関わる事が出来る機会になったし、これらの経験は宿題や試験のように与えられたものをこなすのではなく、自分から能動的に「仕事を作っていく」という意味で会社の仕事と似ていたかもしれない。もちろんここでも上手くいかなかった経験はわんさかあるのだが、それでも自分のキャラを閉じ込めないまま自由に同期や1年生と作業するのは楽しかった。相手の反応を見て、コミュニケーションにおいて自分に足りないところもよく分かった。同時に、アメリカ人、外国人として大きな括りで見ていた相手を、個性のある個人としての単位で見ることが出来るようになった。当たり前だけれど、私にとっては一つのステップだったような気がする。ブログ当初に書いていたのは、アメリカ人と同じ土俵に「立てた」ことがうれしいからもう一度アメリカで挑戦したかった、と。でも今は、アメリカ人や他の留学生と同じ土俵に立つのは前提で、少なくとも彼らと臆することなく議論を交わす自信だけはついたように思う。もちろんまだ発展途上であり、これからも上手くいかない経験はわんさかすると思うけれど。VisionやCoachでは、自分はこうしたいんだという自己主張をすることも時には求められ、また相手に対して反論し、代替案を出し、結論や合意を導き出すことも能力として求められた。そうした経験を蓄積できたことが、自分にとって貴重な学びだったと思う。ここでも、やはり「まだちょっと早いかな」というタイミングで応募したことが、振り返るとタイミングとしては調度良かったと思う。 そして、練習の場は終了し、もしかしたらまだちょっと早いかもしれないけれどという不安もあるけれど、やっぱり本番試合に出るタイミングが来たと思う。今までの練習の場は、本番試合を前提とせずには成り立たない環境だったから、試合に出て体に染み込んだ知識なりスキルを試してみなくちゃいけないんだと思う。 このMBA留学期間中、自分がその時その時に感じたり考えてきたことをこのブログに書き留めておいたことで、自分を省みたり頭や心を整理させたりすることができた。そういう意味で、ブログは自分にとって良いツールだった。コメント欄を設けなかったにも関わらず、ブログにアクセスして下さった方々ありがとうございました。そして、このMBA留学をサポートしてくれた方々およびロチェスターで出会った方々に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。 ![]() アメリカのオペレーションの問題は、早いとか遅いとか非効率とか色々あるけれど、結局のところそのばらつき具合の程度が激しいことが一番の問題だと思う。標準化していないというか。今日は、銀行口座の解約依頼と、携帯電話解約方法について問い合わせ。まず銀行では、小切手を現金化し、チェックアカウントを現金出金し、セイビングアカウントを海外送金し、全ての口座を閉鎖するという作業を依頼。このタスクの一つ一つを間違いなく短時間で処理してくれるのか、心配だったが(相当失礼かもしれませんが)、日本の銀行より短時間で処理してくれた。送金は、送金先の銀行、口座番号、Swift番号を伝えて、IDを見せて、送金指示が印刷された内容を私が確認して、それでOK。早いし、効率的ではないか。その間にも、チェッキングアカウントと小切手を現金化して、且つ後ろに並んでいるお客さんに、待たせてごめんなさいと謝っているよ~(どうやら私の次のお客は、紙幣をコインに替えたかっただけらしい)。最後に、この担当者の方は、気をつけて帰国してね、みたいなコメントもしてくれて、なんだか予想外の接客対応を受けてしまって、むしろこちらが戸惑う始末です。今までのアメリカのオペレーションに対する印象を見事破壊してくれました。
さて、携帯電話の解約についてカスタマーサービスに電話する。海外転出による解約は日本から新住所がわかるものをFAXしなくてはならないと聞いていたが、電話のお兄さんが言うには、この電話で処理できるとのこと。出発日の翌日に携帯電話を使えなくすることと、アカウントのバランスは$75になるからそれをオンラインで支払えばよい、と。なんですと?!そんな簡単なの?パスワードは?と聞かれ、違うパスワードを言うものの、システムに保存してあるパスワードと合致しないから電話では出来ない云々と言われたので、それではこれはどう?と言って、以前口座がロックされた時の解除パスワードを伝えたら、それがそのパスワードだったらしく、事は物凄く簡単に運んだ。簡単に運びすぎて怖いので、何回かJust make sureと確認したが、どうであろう、信じていいのかこのお兄さんの指示を。店頭で解約も出来るよん、なんて言っているし。念のためお店に行ってみたほうがいいかもしれない。 この2件は、オペレーションが簡単に済んだ例なのだが、簡単すぎてこちらが拍子抜けする。しかし、これがどのオペレーションにも当てはまるという訳ではない事も承知しているわけで。このばらつき幅が多い程、こちらの次の動作時間が読めず、アイドルタイムが出来たり、もしくは時間がカツカツになったりするわけです。こちらとしては、どうしようもないので、アイドルタイムでもカツカツでもどうにかなるように、大きな心でいることが求められます。 14日の卒業式に控え、12日と13日にお世話になったアメリカ人の方々と再会する。まずは、日本人留学生の母、Joyceさんとサイモンスクールの1,2年生とで持ち寄りパーティ。午前中に卒業式のリハーサルを終え、空腹にしみるJoyce特製ドリンク。葡萄ジュースにソーダ、ジンジャーエール、クッキー&クリームアイスクリーム(!!)が投入されている。これは糖が脳天直撃する飲み物です。続いて皆の手料理を楽しみ、1年生の方に生まれたばかりの赤ちゃんを観察し、のほほんと午後のひとときを楽しむ。夜はつまみとワインで盛り上がる。
翌日、だいぶ二日酔いに見舞われたが、こちらもお世話になったBrent&Jessica夫妻とRoseGardenとLowFallsという滝を見に出かける。Brentの家の3階に住みたいというご夫婦が見学にきていた。寡黙なご主人はRITという大学でポスドクをするためにやってきたらしい。奥さんはよくしゃべるが、イギリス方面の出身なので発音がケイトウィンスレットみたいで、この発音好き!と思い聞き耳を立てた。ローズガーデンの花は満開で美しい庭をゆっくり散策する。のんびりした時間だ。 14日が卒業式ということが信じられない。MBAの勉強は、今思うと、色々な具が入った飲み物をシェイクしていた期間のような気がする。テクニカルなことも大局的なこともミックスし、渾然一体となってデッドラインに追われる日々だったが、今はそれが沈殿していっている段階ような気がしている。帰国後は、沈殿したものから搾り出したものが何か実感できるような仕事の仕方や生活の仕方をしていかなきゃなーと思う。そして沈殿したものから何も搾り出せなくなった時は、また何かしらの方法でミックスする機会を得に次のステップに挑戦できればいいなと思う。 特製ドリンク ![]() 巨大トマトソース(パスタ用) ![]() 手料理が並びます ![]() ローズガーデン ![]() デトロイト3日目は、Motown美術館へ。デトロイトのダウンタウンにあるこの美術館は意外にこじんまりで、フォード美術館とは対照的。そもそもこの家でMotownレコードを作ったのが始まり。そのうち、この通りにある家をリハーサル用、ファイナンスオフィス用、レコーディング用などに買い、映画に進出するのをきっかけにカリフォルニアに移転する。この家は美術館として、地元の人によって管理されているようだ。各フロアごとにツアー説明担当者がおり、彼らが展示物を説明してくれる。平日にも関わらずそれなりに見学者あり。このツアーもオーディオセルフガイドツアーにすればオペレーション的には安価かもしれないけれど、ここの雇用がなくなるからね~などと友人と会話する。それにしても、説明してくれた黒人のお兄さんの英語がわからん。全ての単語が始めから終わりまで繋がって聞こえる。Ladies and gentlemenだけがしっかり聞こえる。これを連発していたのは、menとかdudeとかそんな類の呼びかけをもうちょっと丁寧にした感じなのだろう。なにせ歌うように連発されるLadies and gentlemen。
結構日本語のレコードジャケットや写真もあり、おもしろい。マイケルジャクソンが訪日した時に、「たまたま」遭遇したと思われる修学旅行生とマイケルの写真などは、この女子高生は特にファンというわけでもなさそうな表情なのにも関わらず、写真のタイトルは「マイケルと日本のファンたち」ってなタイトル。女子高生の髪型は「伊藤つかさ」風で、絶対マイケルのファンではなさそう、そもそも全然笑顔じゃないし、むしろ戸惑っている模様。背景は修学旅行らしく寺だし。しかし、この写真、今となっては本当にお宝ですよ!もう一点の写真は、マイケルご一行が正座して、着物を着た日本人の妙齢の女性とお茶を囲んでいるもの。こちらも、女性たちにマイケルに対する感激といった印象は全くなく、何かの流れで外国人にお茶をもてなす事になって、ちょっと戸惑っているという雰囲気。マイケルたちも正座が苦しいらしく、腰が浮いているし。噴出し笑いしてしまい、美術館の人に注意されてしまった。スミマセン。しかし、貴重ですよ、この写真も。他にも、スティービーワンダーの水彩画があったり、Supremesの衣装があったり、面白い。ツアーの最後には、レコーディングスタジオで、ガイドのお兄さんのご指導のもと、女性観光客でSupremesの一節を踊りつきで歌い、記念になりました。ギフトショップでは、レジに3人の男性が働いており、客は友人と私の2人のみ。うーん、なんてレイバーインテンシブな美術館なんだ。でも、皆さん優しくいい人でした。アメリカに来て、外国人の顔(人種に拘らず)をじぃーと観察する機会が増えて、とてもいい。本当にみんな個性が顔に溢れているなぁとしみじみ。じぃーと見ている(ガイドの説明そっちのけで)と、なんだか親近感が出てくるのも不思議。猫が人間と一緒にいると自分が人間であると錯覚してしまうような感覚に似ているかなと思う。 帰りのデトロイト-シカゴ便は、なんとキャンセルになっていたが、アメリカン航空カウンターのこなれた担当者が、Delta/Northwestに切り替えてくれ、しかもそれがロチェスター直行便45分で、まぁラッキーな。その担当者と私で、ガッツリGoodジェスチャーしあった。キャンセル前のシカゴ行きに乗れたのは3人だけで、もしその3人に入っていたら、ロチェ到着は午前様だったのだが、午後11時にロチェスターに到着することができた。チェックイン時間まで、友達とWestinホテルでまったりコーヒー休憩してお喋りできたのもよかったし。別れ間際に、友達から卒業祝いのカードとプレゼントを貰った。そうして搭乗口に向かうと何とも涙が出そうだ。しみじみ自分の人生の有り様に感謝する思いだ。 こうして絶妙のタイミングで、友達とゆっくり観光して時間を過ごせたのは、MBA最後の旅行としては上出来だったのではと思う。さて、期末テストの結果を取りに行って、チームの最終評価をフィードバックしなくては。 そうそう、このおじさんたちもお茶目にMy Girlをハモって踊りました ![]() ![]()
ヘンリーフォード美術館とフォード工場ツアーへ出発。フォード工場ツアーでは、最初に展望台に行き、大まかな歴史や現在の取り組みについて学ぶ。この地に工場を築いたのは何点かの理由がある。まず土地が泥状なので農作物には適していない、Rougeという川がありそこから鉄鋼や石炭を運んでくる事が出来る。それによって、ヘンリフォードは、Vertical Integrationというビジネスモデルを立ち上げる。つまり生産工程の川上から川下まで全てこの工場で作り上げる方式である。現在は、恐らくBuilding blockといって各パーツを別の場所で作り、それをある場所で組み立てる方式が主流だと思うから、このフォード工場のビジネスモデルの違いを面白く思う。コミュニケーションツールが十分に発達していない、もしくはコスト高な当時にとっては、むしろVertical Integrationの方が効率的な経営だったのかもしれない。さて、現在フォードは、環境やエコにも力を注いでいるようで、敷地の緑化の取り組みについても展示してあった。現在のCEO Mulally氏は2006年に就任し、それまではBoeing(商業用飛行機の部門)に勤めていた。MITでMBAを取得しているが、エンジニアのマスターも持っており、そのキャリアも納得。フォードはもともとトラックから出発した会社であるが、今は普通車も生産していてマーケットを多様化しているらしい。
フォードの成り立ちとは対照的に、GMは合併買収を重ね成長してきたとGM勤務のご主人は言う。その背景の違いが企業文化にも現れていそうで、思わずSTR403を思い出す。そういえば、フォードの読み物もあったなと思い出した。あれは確か保守的ファイナンス人間たちがフォードのマーケット部門を押さえつけて、オペレーションの成長の足を引っ張ったみたいな内容だったような。なんてことを思い出す。 さて、フォードの工場ラインは無事稼動しており、4人乗りのトラックF150を生産していた。長いライン(U字形)を車が次々に流れて、各箇所で人間が部品を取り付けている。労働者は結構40代以降の勤務経験の長そうな男性や女性が多い。ラインの横に1メートル間隔で黄色い紐がぶら下がっているが、これがトヨタのケースでやった「あんどん」の紐のようである。引っ張っている様子は全くないのだが、ラインに沿って設置された掲示板に、XXのセクションストップという文字が点滅することもあった。この掲示板は、色々な記号が書かれていて素人には意味が分からないのだが、恐らく在庫の管理もしているだろう。休憩時もその掲示板で、Break表示が出ており、労働者は特段その掲示板を見ている様子もないのだが、へぇ~と興味深く観察できた。 工場の別のセクションでは、フォードの歴史と生産模様を簡単な映画で紹介しているのだが、歴史のほうは描写の仕方も堅実というか実直な描き方である一方、生産模様のほうはいかにもマーケティングが担当しましたという描き方で、その対象が面白かった。生産模様も、例えば車のペイントスプレーの場面も「ものづくり」というよりは「美」「アート」的表現に纏められており、スマートという印象を受けた。「泥臭い」ものづくりというイメージを払拭するかのようで、そのあたりのイメージセールスというのかが巧み。 さて次はフォード美術館で、車の100年史やアメリカの産業史などを見学。ここでは、ケネディ大統領が暗殺された時に乗車していた車や、1960年代公民権運動のきっかけとなったモンゴメリーバスボイコット事件のバスも展示してあり、なかなか貴重な展示。 フォード見学で十分時間を使い、夕食はインドカレーをテイクアウト。つまみはお土産に持ってきたたこ焼き。夜は、ケイトウィンスレットとレオナルドディカプリオのRevolutionary RoadをDVD鑑賞。重いテーマですが、一見の価値あり映画です。2ヶ月くらい前までTVでやっていたMad Menを思い出した。同じような時代背景で、郊外の一般家庭を描いている点で共通しているのですが、こういう内容のものが作られるそして評価される、というのは現代の空気にも何か関係があるかもしれないですね。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 6時発のシカゴ行きに搭乗し、オヘア空港で迷いつつも、デトロイトへ11時半に到着。友達と久しぶりの再会を喜び合い、まずは飲茶ランチ。その後、彼女のご主人と合流し、GMのエンジニアや研究所がある巨大な敷地(キャンパスというらしい)を案内してもらう。外観の写真を撮っていたらセキュリティーの人に、撮影禁止よー!と遠くから怒鳴られるが、一枚撮ってしまいました、既に。ご主人は研究所にお勤めなのでその建物で、こっそり実験室のようなところを見せてもらったり、オフィスを見せてもらったり。実験室はまさに理科室のそれで、色々な薬品や器具が所狭しと並んでいた。個人ごとのオフィスは広く、ホワイトボードが設置されていて、そこで数式やら図を書いてある。大学の研究室ですね。女子トイレは広く、古い市民体育館のようだった。
近くの市役所で、お祭りのようなものが開催されていてちょっくら覗く。子供達がヘリコプターから撒かれた(大胆だわ~)マシュマロを拾い(エッグハントみたいに)、それを景品に換えるというゲームをし、その脇ではガンガンな音でバンド演奏がなされている。司会は、市役所職員と思われる。とてもローカルで手作りな祭り。一応ヤギなどもいたり、お菓子などももらえたりする。 夕食は今年初のBBQをごちそうになる。ご主人はグリルにこだわりがあるとかで(アメリカ人だから?)、お肉や魚をマリネするタレを作り漬け込み、本格的である。てっきり市販のBBQソースをハンバーグにかけると思いきや、いやいやアメリカのBBQを甘く見ておりました私。丸ごと魚一匹とステーキを焼き、ズッキーニやパプリカやアスパラを焼き、うんまい。その前に、つまみのチーズやかまぼことワインで1杯やっている友人と私。テラスでじゅうじゅう真剣なご主人。6時半から飲みつつBBQが出来るのを待つ幸せったら、最高です。 ここは市民体育館か? ![]() 広場でコンサート開催 ![]() ヤギやらアルパカ?やら ![]() 野原でマシュマロハントしている子供たち ![]() THE BBQ ![]() 更新が遅くなってしまいましたが、6月7日を以って全ての試験(CFAも含む)を終了。疲れた体を引きずり家に戻り、パッキングして、4時半(午前です)に家を出発し一路デトロイトへ。友人が住んでいるのだが、彼女のご主人がGMに勤務していること、フォード工場を見学できる事、MOTOWN美術館でJackson5(マイケルジャクソンのコレクションCDにはまっているのは先述の通り)やSupremesなど当時一斉を風靡したミュージシャン発祥の場所を訪れることが出来る事、全てがタイムリー(私にとって)というのは、まさにこのことだろう。
シアトルでボーイングの航空機工場、サンノゼでのアップルなどIT企業(のちら見)、ロチェスターでボシュロムのコンタクトレンズ工場を見学し、最後はフォードの自動車工場の見学で、なんだか一通りアメリカの主要産業の工場を見れたような感じ。フォード工場での感想は、後ほどデトロイト記録で更新する予定です。 その前に、6月4日にアメリカの寿司(巻物中心で、更にその巻物をてんぷらにするという超荒ワザ寿司)をごちそうになる。醤油を染み込ませないとちょっと油っぽすぎて食べられないのであるが、この寿司に対する驚きは、アメリカ人がコーンや烏賊がトッピングされている日本のピザを見るのと同じらしい。食後は、Abbottsのフローズンカスタードというソフトクリームのもうちょっと濃厚版アイスクリームを食べて、オンタリオ湖畔を散歩する。日暮れがとても美しく撮れました。しばらくのんびり夜風に当たりながら公園を歩くと、月が木の間から覗いて、なかなか静かで良い雰囲気。 ![]() ![]() 今夜もマイケルのコンサートDVDを見てしまったが、見る度にかっこ良さが増しているではないか!!いかん。。次回は見ながら絶叫しちゃうかも。 今日が最後だったこと:
コーチミーティング 毎学期異なるチームをコーチして、これが3つ目のチーム。以前コーチした2つのチームはどちらも彼らにとって最初のチームだったので、学期終了後にラップアップすると、大変だったけれど振り返ってその大変さがよい思い出に消化されたのを彼らから感じることができた。今回は、まだレポートや期末テストを控えていることもあり、ばたばたモードでゆっくり振り返ってみる心の余裕がまだないようだ。また、時間をかけて議論したり準備した内容が期待以上の結果が出ていないということもあり、彼らから若干ストレスも感じられる。コーチとしても助けようにも助けられないので、こちらも自分の不甲斐なさやどうすれば良かったのかなどくよくよ考えたり。。彼らが、この学期を通じて何かしらの成長を自覚できれば、そのストレスも少しは解消されるかもしれない。来週は、文書でフィードバックを返す予定なので、そこで彼らがチームとして個人としてどう変化、成長していったのかコメント出来ればと思う。コーチの役目はとことん裏方であることで、表舞台で引っ張るマネージャーとは違う。チームの主役は彼らだから、コーチは手を出す時と出さない時をよく心得ていなくてはならない。手を出しすぎても、出さなすぎてもいけない。その塩梅というのを、このチームでは訓練させてもらったように思う。 MBA授業 本日のTax&BusinessStrategyを以って、MBA授業終了。終わりはあっけなく授業のフィードバックするようにという事務アナウンスで終了。さっぱりしています。悔しいので、教授にForeignTaxCredit(外国税額控除)について質問した。12名しか受講していない(しかも半分はCPA専攻者)のだが、この授業ではTaxからみた株式交換、現金による株もしくは資産の買収、三角合併、逆三角合併、子会社売却(株もしくは資産)のスキーム、ストックオプションにおける税金の影響(会社、その株主に対する)、外国税額控除(海外に子会社をもち、その子会社の利益が外国政府に課税される時、US本国に対してはどれくらい税金を納めることになるのか)など、ファイナンス専攻者にとっても非常に重要なトピックを扱う。何せ30%-40%の税率を考えると、なるべく税額の少ないスキームを考えようとするのは当然で、税を無視してファイナンスの仕事は出来ないと思う。もちろん、日本とアメリカでは税金の制度も違うのだが、それでも概略として税金について学べるのは貴重だと思う。強いてやらないと一生勉強しないままで終わるであっただろう税金。ジミで渋い科目であるが、先学期のオプション授業のように、電卓やエクセルや鉛筆で作業してこそ身に付く授業の一つだったと思う。 仕事のこと: 派遣元の会社の上司と、復職後のアサイメントについて電話会議をした。上司B氏はインド系カナダ人で少し日本語を話す。B氏のいた部に私が異動してきたのだが、彼は初め部下(日本人)をファーストネーム(英語なので呼び捨て)で呼んでいたが、私のことはなぜか苗字+さん付けで呼び、私も上司を「Bさん」(ファーストネーム+さん)と呼んでいた。その後、その部下たちのことも、苗字+さん付けで呼ぶようになったB氏は、次第に日本人サラリーマン化していった。2年経ってもそれは変わらず、というかむしろ拍車が掛かっているようだ。理由その一:土日も出勤したとか、夏休みが延期されたとか話しており、すっかりワークアホリックになっていること。その二:からかい半分(いや、からかった訳ではなくちょっと冗談を言っただけ)のネタに、本気に反応していること(アメリカ人がきわどい皮肉ジョークを言い放ち、真面目に捉えて青くなる自分を思い出した)。その三:お世辞が上手い。私のたどい英語を、ニューヨーカーみたいだぁと心にもない事を言うこと(まさかこれって、彼なりの皮肉ジョークか?)。仕事の様子や部の様子などを簡単に説明してもらい、こちらも今後の帰国までの予定を話し、電話会議終了。最後に、I'm looking forward to seeing you again!And good luckと常套句で締めくくるあたりはまだネイティブ英語を話す人の名残がありますね。またB氏となんだかんだと仕事出来るのは楽しみでもある。 ハゲタカ、坂本竜馬、そしてこれからのグローバリゼーションと自分の関わり方のこと: 今度の大河ドラマは、無関係な点と点が、線で繋がるような予感がします。演出家のコメントを読んでそう感じました。主演の役者は言うまでもなく見逃せません。
Ultimate Collection of Michael JacksonのCDセットを買って付属のコンサートDVDを観てみた。いやー演出がめちゃくちゃかっこいい。ムーンウォークもかっこいい。そしてファンが続々と絶叫、号泣、失神していく映像も流れ、マイケル威力凄いです。ここまで演出と演奏と歌声をぴったり合わせるために、どれくらい彼は練習したのだろうかとか、どこまで拘ったんだろうとか思う。そのこだわりは半端なくプロフェッショナルだ。ここまでファンをエンターテインしてくれる彼の心意気に深く感銘。車では、ジャクソン5時代の曲を聴いているが、これがまたかわいい。
帰国前に、コロラド州ボールダーに行く機会はもうないだろうと思っていたら、TVで放映していた映画がボールダーを舞台にしていた。最初、Pearl Street Mall(モールがついていながら野外のショッピングストリート)の一画が写って、ん?なんかボールダーに似ているな。。で、部屋の壁にはBolder Boulderというポスターがあったので、本当にボールダーか? 極めつけは、BoulderCreekの映像で、は~やっぱり。懐かしいボールダーの映像を楽しみました。あの土地は元ヒッピーとアスリートと若干の学生で構成されており、そこらへんを走っていると「クサ」のにおいがしてきたこともある。ロチェスターでは見られない山々が懐かしい。 アメリカ人ご夫妻のお宅でご馳走になったラザニアの写真。でかい。 ![]() ![]() このアメリカ人の旦那さんは最近フルタイムの消防士に転職した。目とか髪の毛がダークブラウンなので、どんなルーツなのか聞いてみたところ、アイリッシュ、ドイツ、クロアチア、イタリアだそう。奥さまは色々血が混じっていてもはやわからないとのこと。このご夫婦の素晴らしいところは、日本人のつたない英語を真剣に最後まで聞いてくれることと、そこから多分物凄い推測力も使っているんだろうけれど、言っていることを理解してくれることである。とっても受け皿が広い。会話も気を使ってくれるし、聞いてくれる相手がいるので、こちらも頑張って話してみることが出来るというものだ。また、お庭もまだ植物を植えたばかりで閑散としているのだが、色々と説明してくれる。日本だとついついお客様用に完璧な庭に完成させてから公開するのだろうけれど、こちらはしかかり中の庭でも客に案内しコメントしてくれる。こちらも会話のネタがないので小さい事を見つけては質問し、まったく英会話のいい訓練です。しかもワイン飲みながらの酔っ払いの会話なので、レロレロで楽しい。今回は、新たに1年生夫婦もご一緒したことで、トピックも深まり楽しい夕食会になりました。 去年Rochester International Councilという組織の企画で知り合った中国人で、ロチェスター大学学部生の女性が、卒業後MBAに進学したいと思っているとのことで相談を受けた。今ビジネスと経済専攻で2年生の彼女は、今年の夏はAllied Capitalというヘッジファンドでサマーインターンをするとのこと。すごい!!面接とかどうだったの?と聞いたら、していないと。。知合いのツテをたどったらしいのだが、それで学部生採用ということは、相当強い中国コネクションなはず。
職務内容は、バックオフィスのオペレーションっぽいのだが、周りのインターン生はMBA生ばっかりだから緊張すると言っていた。で、まずはスーツとかオフィス対応の服を揃えなくちゃいけないし、住む場所もどうにかしなくちゃいけないと言っていたが、これはきっと学部生からMBA受験するには最強の武器になるのではないだろうか。 本人は、自分がファイナンス分野に進みたいのかよく分からないとのことで、このインターン経験でファイナンス系の仕事や人がどんな風でそれが自分にあっているのかどうか考えるいい機会にもなるだろう。代表的なMBA校で、どの分野が有名なのか特徴などを簡単に説明して、どうしてMBAに行きたいのか聞いてみた。回答は、将来やりたいことに役立ちそうだから。で、将来何がやりたいの?と聞くと、まだわからない、とのこと。うーん、まーMBA志望の取っ掛かりとしてはまずはそんなものかもしれない。しかし、ここを究極に突き詰めることが結局エッセイで自分をアピールすることも繋がるし、ここを明らかにしておくことはMBAを抜きにしても彼女自身にとって非常に重要だから、もう少し深くつっこんで一緒に考えてみることにした。考えてみるといっても、既に自分の中には動機のルーツがあるもまだそれに気づいていないだけだから、そのルーツを一緒に探る作業といったほうが正しいかもしれない。例えば、ウォートンMBAのエッセイトピックは、失敗経験からあなたが学んだ事を書けというもの。なので、彼女に今までで大きな失敗をしたことがあるか質問してみるが、無いらしい。確かに、業務経験のない学部生にとっては、自分の人生にインパクトを与えるような失敗というのも未経験だろうしねぇ。では、成功経験はどうか?高校時代に、学校のイベントの取り纏めでリーダーシップを発揮した経験があるとのこと。そこで、みんなを纏め、自分で作業を管理して(本人はコントロールしたと言っていたが、日本語的には管理した、アドミニしたってことだろう)イベントを成功させたことは、自分にすごい達成感をもたらしたそうだ。だから、大学に入っても、アントレに興味があってワークショップなどの活動に参加しているとのこと。アントレでは、自分がプロジェクトの隅々まで知っていて自分でコントロールする領域が広いからだそう。 なるほど。ということは、高校生の時の達成経験(プロジェクトをマネージするのはやりがいがあって楽しい!という気持ち)が核となっていて、それをMBAで更に高めていきたいというのがあるようだ。あとは、それがMBA卒業後の将来の希望に、どう無理なく結び付けていくことができるかということだが、これはインターンシップやアントレ活動で、そのうち見えてくるのではないかと思う。まだ2年生だし、GMATなどの勉強もしつつ、エッセイ対策として自分が将来どうしたいのか、なぜそう思うのか意識しておくといいとアドバイス。彼女は、学部生2年とは思えない程精神的に落ち着いているので、(life is not sweet but worth tryingみたいな発言したり)、順調にいいMBAに進学できると思う。 ちなみに、この1年で学んだ事は、リレーションシップにおけるタイムマネージメントだそうだ。これってエッセイに使えないか?というので、いやどうだろう。。ま、確かにリレーションシップに時間を取られ、その分タイムマネージメントに苦労したという経験はわからなくもないが。こんな素直に言われると、杓子定規にそんなのMBAエッセイに通用するわけないでしょ、とも言えず。どうだろうね、と苦笑い。学部生はピュアですね。彼女との会話で、こちらも心についた垢を洗い落としたような気がしました。 ライラック祭りにて
5月中旬の平日にちょっと覗いたが、ライラックは今年も満開で、子連れママさん多し。このホットドック用ケチャップとマスタードスタンドが、いかにもアメリカです。 ![]() ![]() NYC旅行 宿泊先付近で、アクターズスタジオ発見!! ![]() 自由の女神、さようなら!! ![]() The Croisterは、ここがマンハッタンだということが信じられないくらい緑豊か ![]() ![]() ![]() グッゲンハイム美術館は、そのうずまき形状のため床が斜めで、転ばないように注意しなくてはならない。この傾斜はもうちょっと緩やかなほうが親切だケド。 ![]()
約1年半お世話になった車、スズキフォレンザ(愛称フォレンズィー)をディーラーに引き渡した。2度ほど擦ったものの、最終的には保険できれいにしてもらい(ついでにガレージで擦った箇所も)、売却価格は購入価格に比べてかなり低いものの、ネットで調べた相場的にはよい方に分類される価格でダンした。このフォレンズィーは、時々エンジンが掛からないという不具合があり(15分くらいしてから再トライで掛かる)ので、ディーラーが査定している時にそれが再発したら、価格落ちするだろうなと思っていたが、それは幸いにも起こらず、コンディションよしと認定された。そういえば、エンジン関係でスズキ専属ディーラーに持っていった時も必ずエンジンは調子がよかったし、お医者に行く時は痛みが引っ込むのと同じだ。この気分屋なところが、車のくせに~とフォレンズィーに翻弄されるドライバー私。
昨日は、最後のドライブでメンドンパークへフォレンズィー君を走らせた。途中野原(夏になるとひまわり畑になるが、今は牧草地っぽい)に夕日が差し、とても美しい風景を横目に運転する。アメリカに来てから初めて運転をし、車の知識も持たないまま(今もそうですが)おっかなびっくり運転を始めたわけですが、フォレンズィー君のお陰で運転は楽しいな~と思えるようになり、MBA留学で最も実践に結びついた最初の技術なんではないか、とすら大袈裟にも思ってしまう。 フォレンズィー君と私の親密な1年半の関係は、これで終わり。またいい人に出会ってください。お疲れ様でした~。 移り気な私は、今度オープンカーを運転してみたいです。 気軽にNYCに行ける機会もこれが最後というわけで、ふら~と出かけてみましたニューヨーク。やはり人種が多様なNYCは人を観察するのがとても面白い。黒人でも肌の色の濃淡は様々だし、アジア人でもアジアっぽさを明らかに出している人とアメリカ人っぽく(ていう言い方は変か)している人もいるし、白人も冴えない人も当然いるわけで、そういう色々とごちゃごちゃ混ざった電車に乗っていると、人の顔も人生も様々だなと当たり前のことをしみじみと思ってしまう。人ごみ特有のストレスもある程度あるのだが、それはそれで都会らしくて良いと思う。例えば、電車の中でトランシーバーで喋っているうるさいおじさんに向かって、同じく大声で話している女性がそのツールとってもハンディでいいわねぇと嫌味たっぷりに話しかけたり。チョイ悪金持ち風オヤジとロシア系美女の車内いちゃつきを、乗客がシレ~と見ていたり。(金持ちは地下鉄になんか乗らないので、このオジサン本当に金持ちなのだろうか、それにしても俳優バリのチョイ悪フェロモンだ)。ホールフーズもチェック。お洒落な人達が食材を厳選しているのだが、店員が私服で驚いた。エプロンはしているけれど、ウェグマンズとは違うカジュアルさを感じた。
さて今回は、もう一度自由の女神を見てみようと思って乗った電車が、ブルックリンまで行ってしまい、戻ってウォール街を歩き、ようやくのほほんとフェリー上から自由の女神を見て海風にあたった。中華街は、中国人経営の店が大分減っており、活気もいまいち。これは経済の影響なのでしょうか。黒人の露店が代わりに増えていた。翌日、The Croisterというハーレムを越えたマンハッタン島北部にある美術館へ。ここはメトロポリタンの付属美術館で、庭園がきれい。四角い庭園の外郭を歩くようになっており、これはフランスモンサンミッシェルと同じ。きっと修道士が修行、瞑想したに違いない。子供たちが課外学習で見学に来ており、美術館ガイドのお兄さんが、掛けてある絵に関する質問をする。「ヨーロッパにある国は何か?」 子供たちが「イギリス!」「グレートブリテン」(同じだろ)「ブラジル」(惜しい!)「チャイナ!」(驚愕)と果敢に挑んでいて面白かった。帰路はバスに揺られ、グッゲンハイム美術館へ。これが、意外にもよかった。今まで、グッゲンハイムは近代現代美術だと思っていたが、そんなことはなく、フランクロイドライトの作品の几帳面な図面や模型が展示してあったり、有名ヨーロッパ絵画が展示してあり、無料のオーディオガイドもついている。ライト氏は建築物の設計から晩年は都市そのもののデザインへ移行している。その都市デザインが、日本のアニメにも使われそうな未来都市かつ緑豊かで、独創的だ。後方にカリフォルニアにあるようななだらかな山があり、フランスのセーヌ川のような川が街の前方を流れ、UFOみたいな交通機関が空を飛んでいる。未だそれは都市として実現していないし、しそうにもないのだが、街をデザインするというのはアートなんだなと思えた瞬間であった。また、平面図の上に、真横から見た建物図を加えた設計図など、まるでピカソの抽象画を見ているようだった。ヨーロッパ絵画のコレクションも趣味がいいし、バランスがとれている。 バックパックに教科書とラップトップを搭載していたので、物凄く重くなっていまい、荷物を預ける時に、「I am terribly sorry for your heavy baggage」と言われた。何て答えればいいんだ、とりあえず「I feel sorry too ハハハ」と対応。また、PCが入っているから宜しくと言ったら、「じゃ、これ落っことしておくね」とジョークを飛ばされ、返答に窮し「that would be...(3秒空白) cool」。こちとら英語は外国語なんじゃい、そんな気の利いた返事は出来んのじゃと独りごちる。急に何か話しかけられても聞き取れず、say again?と言うことも。いやいや、やはりネイティブの速さは尋常ではない。ネイティブは、どうやってアメリカ育ちのアジア系なのか、アジア育ちのアジア人なのかどうやって見分けているのかなと思う。以前は、こうした気軽な会話は先方からは掛けてもらったことは略ないので、ネイティブなりに何か見分けているような気がするのだが、どうだろう。今回のNY旅行は、まだ観光シーズンたけなわでないせいか、それとも夏の期待感のせいか、ローカルの人々が少しリラックスしているような気がした。JFK空港までのバスを待ちながら、NYCの空を眺めてみた。ビルの谷間から見える空は意外に青くきれいだった。 Optimalという概念に引き続き、MBAで学んだこれって奥深いなと思う概念が「Diversification」だ。なぜ異なる性質のものが同じバスケットに入るといいのか、ファイナンス(特にポートフォリオマネージメント)から定量的に学ぶ。しかし、この「Diversification」の意義は、個々のものが持つリスクを個別に減らすのではなく、全体としてみた時のバスケット全体のリスクを減らしましょうということ、そして、何もファイナンスに限った事象だけに当てはまることではないということだと思う。
国際金融の授業で、各国と米国の株価の変化の連動性を約20年のデータで検証したところ、おもしろいことに、他国とアメリカに比べて、日本とアメリカの株のパフォーマンスが余り蜜に連動していないことがわかった。他国といってもイギリス、フランス、ドイツ、香港などの比較的成熟した国であるし、日本もその成熟度でいったら特段ひけをとらないと思う。けれど、20年間のデータから日本の異質性が明らかに数字として浮かび上がってくると、奇妙な気持ちになる。「日本は特異だ」と海外から言われても「そうかもな」くらいの軽い気持ちだったのだが、いよいよ「確かに、異質だ」と思わざるを得ない。不思議の国ニッポン。しかし、これはポートフォリオの「Diversification」において、重要な意味を持つ。例えば、アメリカが極端な方向に動いた時、日本がストッパーとなる(部分的に)ということである。逆もしかり。互いに補完しあうので、株価変動の不確実性がある程度減り、リスクを最小限に抑えられ、その最小限のリスクという条件下で、最も高いリターンを得ることが出来るという。互いに極端に動いてしまう可能性があることを前提としていることが、そもそも面白い。ありのままを受け入れ、その上で対処法を提示しているというところが、色々な場面で応用出来そうな考え方だと思う。 そんなことを考えていると、これは金融だけではなく、組織においても当てはまるのではないかと思えてくる。例えば、日本人がボトムアップから何かしようとしたとき外国人がトップダウンで強力なドライブをかけてきたりして物事がスピーディに進むこともあるし、逆に日本人が細かなフォローアップを入れて確実性を担保するということもある。どちらも欠けてはならないし、どちらが行き過ぎてもいけない。互いの弱点をカバーしあうという意味での「Diversification」の意義というのは、MBAに来て身についたことのように思う。 某MBA大学のエッセイのキラートピックとして、What matters to you the most and why?というのがある。当時私は、自分だったらDiversity matters to meと答えるだろうなと思っていた。そして2年後の今、Diversification matters to meと答えると思う。Diversityという状態を作るDiversificationという動作が、もっと重要だと感じるからだ。MBA前よりもより深く「多様性」の意義を自分の体に染み込ませることが出来たような気がしている。 スケジュールの都合で、毎週1回のペースで中間試験が3週間に渡り続いていたのだが、それが1週間ほど前に終わった。最後の学期なのだが、MBA集大成的クラスを取っているわけではなく、インターナショナルファイナンス(為替)、会計II、税金&戦略のクラスなので、最後までアナリティック中心になってしまった。ここで、コーポレートファイナンスとかガバナンスの授業をとると、MBAのラップアップになるのかもしれないが、仕方が無い。この3つのクラスであるが、共通点としては多国籍企業に絡むトピックが中心であること。
国際金融(為替)のクラスでは、もちろん為替リスクのヘッジやそのトレードオフが中心で、ティファニージャパン、ディズニージャパンのケースを扱うなど、円がよく登場する。またヘッジによる税金の変化なども少し登場した。会計IIでは、買収合併による連結会計を学ぶ。その過程で、ヘッジ会計や税金もトピックとして扱う。税金&戦略では、外国(US以外)に「子会社」を設置するのと「支店」を設置するのとで税金にどういう違いが出てくるのか、タックスへブンと税法など合併と税金という分野にいよいよ突入している。というわけで、まさに三つの授業が有機的に関係している点が、今学期の醍醐味である。
コーチをしているチームと中間レビューミーティングを実施した。恒例の一対一ミーティングである。前日に、チームについて、各人について、良い点と改善点を考えてみる。えーっと、タックスの中間試験もあるのだけれど、一時保留してっと。。
このチームは、これまでの投稿にもあるとおりバランスがとれていることとチームをドライブするキーパーソンがいることが強み。一見問題なさそうなチームである。しかし、課題のないチームなどないはず。まずは、チーム自ら問題を見つけ出せるような質問をすることに。そしてそれを掘り下げて解決策を一緒に考えてみる。その過程で、チームメンバーの強み弱みにもコメントしてもらい、最後に、私がチームに対して感じていることをコメントし、必要に応じて掘り下げてみる、というおおまかなストーリー展開を決める。 では、どのような質問をすれば、チームが問題を自己発見することが出来るか考えてみる。ベンチマークとして、自分の理想のチーム像を話してもらう→自分のチームと比較、ギャップ認識→解決策模索というのがよいかもと思う。裏づけになるように、こんな記事も発見する。 コーチングの流れは、基本的に次の5つのステップからなる。 (1)現状の明確化 (2)望ましい状態の明確化 (3)現状と望ましい状態のギャップを引き起こしている理由と背景の発見 (4)行動計画の立案 (5)フォローと振り返り 私は、(1)現状の明確化と(2)望ましい状態の明確化の順序を逆にした。なぜなら、(1)にとらわれて(2)の自由な発想に制限が掛かると(3)がお茶を濁したようなものになる気がしたので。 チーム5人とのミーティングを終えて気づいたことは、チームに積極的に関わっている人ほど、(2)の理想像が明確で複数の項目があるということである。それだけゴールがはっきりしているのは良いことだが、他方それに合致しないことでストレスもより感じやすくなっていると思う。全員があげたギャップは、ミーティングが長い、長すぎるという点。オペレーションのミーティングで、8時間費やしたとか。おいおい、それは力入りすぎデス。でも、なぜそうなったかということを各自が認識しているので、それは失敗経験としてLesson learnedになったようだ。 それから、懸念として、キーパーソン依存リスクが高いのではないか、各人がリーダーシップスキルを伸ばす機会が無意識のうちに失われている、そしてキーパーソンがいないとチーム機能不全に陥るという脆弱性があると感じた。そこを気づかせたほうがいいかもと思った。伝え方であるが、エミリーとコミュニケーションについて話題が及んだ時、積極的に話していることを評価しつつも、後半のチャレンジとして議論全体をイニシエートするように勧めてみた。彼女は非常にがんばり屋で、前回のチームでは余り積極的に話せなかったので、今回はそうならないように目標設定をしていると話してくれた。実際彼女は物事をドライブする発言を何度もしているので、リーダーのスキルはあると思ったから、「その目標は既に達成していると思う。今度はチームの議論全体を仕切ってみるのはどう?他のチームメンバーもサポートしてくれるよ」とアドバイス。また、チームについてのコメントをダレルから求められた時、正直に懸念を伝えてみたら、調度そういう事(キーパーソン不在で機能が鈍った事)があったと話してくれた。懸念を共有できたので、それを解決するにはどうすればいいか話して、「ダレルもリーダーシップをとってみたら?私はあなたが議論を始めから終わりまでリードするのを見てみたい、」と伝えてみた。2人の行動がどう変化するか観察してみようと思う。 そして、キーパーソンのジェームズには、すばらしいリーダーシップであることを賞賛した上で、だからこそこういう懸念があると思うんだけどと話してみる。彼は、前回のチームで自分が暫く中心人物になることをやめてみたそうだ。そうしたら、2週間チームミーティングなしで、ミーティングをしても何も物事が決まらないということを経験した。「そうか~、でもリーダーシップをとらない時でもSit backするのではなくてリーダーシップをとっている人をサポートすることが大事だと思う。コーチ役のように」と、ジェームズが2年次にコーチをやりたいと言っていることを利用して、ちょい刺激。本人にとっても、コーチというのは新たなチャレンジであるので、彼の性格からしても今すぐ経験してみたいと思っているはず。「このチームでもう一度試してみる?」とダメ押し。 これで、一応お膳立ては終了。これが上手くいけば、キーパーソン依存リスクを回避できるし、個々人にとっても新たなスキルを得る事ができると思う。この目論見通り事が運ぶかどうか、私の役目として(5)フォローと振り返りが必要かと思う。 今回3回目の一対一ミーティングをしていて思うが、(私にとって)外国人と向き合って話すのは新鮮で、面白い。なぜなら話すトピックも個性とか好き嫌いとか人間関係に絡むので、その人の個性がよりビビッドに分かるからだ。「外国人」という枠がはずれ、一人の個人として向かい合うことが出来るし、相手も私を個人として(信頼して)話してくれるのが見てとれ、お互いに影響しあっていると感じられる。前述記事によれば、 コーチングは、自己主張と感情表出という2つの軸をもとに、コミュニケーション・スタイルによって、人を4つのタイプに大別して考える。 (1)人も場も支配しようとするコントローラー (2)人に影響を与えたいプロモーター (3)人間関係をもっとも重視するサポーター (4)分析と問題解決を重んじるアナライザー ということなのだが、私のコーチとしてのコミュニケーションスタイルは(2)(3)に分類されるように思う。コーチをして得る事は、相手を通して、自分自身の特徴を知るということなのかもしれない。 ![]() 最近、派遣元の会社が、ある会社と持ち株会社の設立を計画しているというニュースがあった。個人的にはどうも目的が見えない計画であるとは思っていたが、会社のプレスリリースには決定した事項ではないとのコメント。どこからリークされたのかわからないが、会社のメンター的存在の方からのメールによれば、皆特段バタバタしているわけでもなく淡々と業務を行っているとのこと。この腰の落ち着きようったら、とまずは所感。続いてなぜそうかのか考えてみたら、思い当たる節があった。
私がこの会社から内定をもらった年は、公的資金注入や外資系ファンドと政府の瑕疵担保条項を巡って、社長が国会に呼び出されたりしていた。そんな会社に就職を決めたわけであったが、会社訪問でこの会社の内部が今ダイナミックに動いているというエネルギーを、従業員からの期待感のような空気を通じて感じた。マスコミによる報道とは別のところで、企業が次のところに向かって粛々と活動を始めている。そんなギャップを感じた。 入社後、リテール向けビジネスが起動に乗るか乗らないかという時期のころ、会社はマスコミから不良債権処理で叩かれている一方、当時所属していたシステム企画部ではインド人ベンダーと日本人が毎日やんややんや議論していた。これまで外国人ましてはインド人と働いた事のない上司や先輩が、つたない英語や図を使って何度も何度もインド人に説明している。仕事でなきゃやってられない地味な作業だけれど、将に試行錯誤で進んでいた。この「進んでいる」感のある現場と、マスコミに不良債権処理で叩かれている会社はまるで別のようだった。 そして、リテールが黒字化しインターネット取引の無料化や円定期預金のヒットがマスコミに取り立たされて、新しい会社としてそのビジネスモデルがマスコミに注目された時、従業員にとってその成功はもはや過去のものであり、毎日やってくるチャレンジで費やされていたように思う。 これらの経験から、会社の中で起こっている本当のことというのは、マスコミを通じては伝わらないものなんだなということを皮膚感覚として感じた。情報の非対称性はやむをえないことだけれど、外と中のギャップを知るよい経験だった。だから、世の中がどう見ていようと会社にとって(自分にとって)必要なことを信じてそれを追い続けるというのは、至極まっとうなことだと思う。(自分の性格にも合っているせいもあるだろう。)恐らく他の従業員も同じ事を感じていたと思う。浮き足立ってもいないし、過剰にビクビクもしていない。これがこの会社の肝の据わったところかもしれない。 というわけで、業務中の従業員も、留学中の私も、事の成り行きを見守りつつ、自分のやるべき事をやるしかないようだ。マスコミに振りまさわされるなとわざわざ言いたいのではなく、むしろ、自分のやるべきことを見失うなと自分にリマインドしておきたい。 2年生の最終学期ともなると、時間と心の余裕からか食事についても、少なくとも昔よりはマシになっているような気がする。夕食インスタントラーメンとかキャンベル缶スープとかはさすがになくなった。ついでに、お菓子なんかも作ってみたり。
アメリカではクッキーミックスとかブラウニーミックスとかが格安で売っているので、それと卵やバターを混ぜ混ぜしてオーブンで焼けば、一丁手作り菓子の出来上がり。しかし、何故かいつもカチカチになってしまう。。焼き上がり直後はよいのだが、冷ました後はカチカチで、以前ブラウニーを焼いた時なんかは、これを他人の頭の上に落としたら間違いなく死ぬね、と思われる堅さ。今回のチョコチップクッキーも焼いた時は、いい感じにナヨナヨソフトだったのだが、ちょっと放っておいたら固焼き煎餅並みに固くなってしまった。しかも、追い討ちをかけるようにチョコと一緒に混ぜたドライフルーツが一層堅い。。沢山焼いてチームに持っていこうと思っていたのだが。。無念なり。お菓子作りは意外と難しいですね~と、ミックス粉を使った私からの感想。 サーモンステーキ(ま、単なる厚切り鮭ですね)をスーパーで見つけ、ホイル焼きにしてみた。醤油バターとマッシュルームからでる出汁がいい具合です。白ワインに合います。アジア向け食品店で購入したわさび漬も、白ワインとの相性が宜しいようです。遅ればせながら、食の春です! ![]() クッキー山盛りの絵 ![]() 握ってみました(とは言えるわけもなく。。) ![]() MBAで学んだ事柄で奥深いなと思うコンセプトが、Optimalだと思う。どんな状況でも絶対的にBestではないけれども、状況の変化を考慮した時、最適であるというOptimal。
例えば、今コーチしているチーム: 提出物の質とチームダイナミックのバランスのとり方が、今までコーチをしてきたチームの中では、最適化していると思われる。コーチミーティングでは、向こう2週間の提出物の予定と進み具合のスケジューリングをするのだが、皆自分の意見も言いつつ、他人のスケジュールも尊重しつつ、それでいてデッドラインまでのマイルストーンをきちんと予定に組み込んでいく。このスケジューリングは、主にジェームズ(カナダ)が主導するのだが、SCMの業務経験があるといっていたので、オペレーション的にこういうタスク管理が得意なのではないかと思う。彼は、外国人の割にはスケジュールが細かいというか、事前綿密型(アジア人に多いかと思っていたが)で、うわーと書き出しては、けっこう一人でパニくっている。それを、ルイス(メキシコ)やエミリー(台湾)が、このミーティングではここまでやろう、それで間に合うよ、と力強いサポートをしてくれる。宿題のアウトプットも、この2人が互いにバックアップし合っているようで、先頭ジェームズ、締めの管理ルイス&エミリーという役割なのではないかと観察している。あとは、クリスティーナ(インドネシア)とダレル(アメリカ)がどのように、宿題の中身に貢献しているか興味があるところ。チームダイナミックを犠牲にして提出物の質を取るという態度も今のところ見られないし、かといって質に妥協しているとも見られないので、チームとしては最適な運営かと思う。コーチとしては更なるチーム課題を見つけて、チームをストレッチしてあげなくてはならないんだろうけれど。 このチームは、もうすぐマーケティングのプレゼンがあるだが、前回のコーチミーティングでは、資料を準備したので大丈夫っていう感じで前半議論が盛り上がらなかったので、若干質問を入れてみた。それでプレゼンのコンテンツはどういう構成にする予定?一社を調べればいいの?競合他社は?等々。恐らく、私の額に「イライラ」という文字が見えたのだろうか、ジェームズがマーケティングのコンセプトを書き出し、各人に作業振りを開始した。少しずつ議論が発展し、週末ミーティングしてここまでやろうというゴールが出来てきた。この時間を使って宿題が前進した模様で何より。計画は万端だけれど、じゃ実行は?という、今後の行方が気になるので、日曜日皆のミーティングを見に来るから宜しくね、と鬼コーチのコメントをしてしまった。。 コーチによってチームへの関わり方が様々で、前回のコーチは傍らで静かにチームの様子を観察していたが、今回のコーチはもっと絡んでくるInvolveしてくる(ソフトな表現ですね)というコメントをもらった。絡みすぎにも注意したいところだが、議論が盛り上がっている時は黙って見守り、盛り下がっている時は起爆剤を投げ込むというのが私のコーチスタイルとして確立しつつあるように思う。コーチの関わり方もOptimalに努めたいものだ。 例えば、国際金融の授業で取り組んだ為替のヘッジについてのケース: ケース(日本のOosawa Corporationという輸出業者が主人公)では、為替変動が激しく且つ円高ドル安の傾向が進む中で、ドル建の売掛金を円建に直した時の為替リスクをどうヘッジすればよいかという問題に対して、それぞれのヘッジ戦略をとったときの影響を分析して、マネージメントにレポートせよというもの。将来の為替という不確実なものをヘッジするのだが、為替がどちらに動いてもフレキシブルに対応できるオプションが良いかと思いきや、そのフレキシビリティ故の手数料で、これは最適ではなかった。一見最適そうにみえるが、トランザクションコストで盲点をついてくる。タダで食べられるランチはない、ということらしい。先物契約は、円高ドル安が進むとヘッジの効果が出てくるが、為替が逆に動くとヘッジ効果がなく、むしろヘッジしないほうが売掛金を円建に直した時の金額が大きい。どの戦略も全ての状況に万全というわけではないことがわかった。では、マネージメントに何を提案するのか? マネージメントの懸念は円高ドル安が進んだ時に、為替で被る損。であれば、これを回避する先物契約を提案するのが良かろう。確かに為替が反対方向に動く可能性を加味すれば、先物契約はベストではない。しかし、現状の為替の傾向とマネージメントの懸念を考慮すると、先物契約が最適な戦略と提案できるのではないか。 Team-Outingにて ![]() ![]()
最近見つけたアメリカのTV番組に、ミリオネアクラブというのがある。カリフォルニアで所謂結婚相談所のようなものを経営しているパティという女性CEOを中心とするリアリティショーなのだが、ミリオネア(金持ち独身)が結婚相手を求めて彼女の元にやってきて、彼女が顧客の希望に見合った女性たち(男性たち)とパーティを開いて、いいお相手を見つけてあげましょうというのが基本コンセプト。だが、このショー、面白いのはこのパティの歯に衣着せぬ発言と、ミリオネアなんだけれども一癖も二癖もある顧客たちである。顧客は大概会社経営者で大金持ちで、色々注文をつける。やれ歳は25以下だけどインテリジェントでエレガントで金髪でナイスバディで等等。パティも経営者としてその希望に応えるような相手を見つけてくれるのだが、結局顧客本人が自分が求めている相手は本当は違うことに気づき、パティが「ほらね」って感じになったり(パティ暖かく見守る編)。はたまた、パティが顧客に説教をしたりもする。そんな子供な人と付き合ってくれる相手なんていないわよ!とか、その80年代の髪型と服装は次回までに直してきなさい!!とか、デートで仕事の話はしちゃいけないわよ!!!とか(パティぶち切れ編)。この言いっぷりがすがすがしいというか、あけっぴろげでカリフォルニア的というか米国的というか。まぁ大概デートはうまくいかず。パティにはデートが成功するまでミリオネアたちからコミッションが入り続けるのか??
こんなパティであるが、自分の結婚は”サイキック”セラピストに相談する。セラピスト曰く、相手に何の問題もないけれど、あなた(パティ)のパワーが強いし今の生活に満足しているでしょ?パティも、そうなのよ、この自由が無くなるのもなんだか嫌だし。。と経済的に自立したちゃきちゃき女の発言をする。パティは誰が相手でも言う時はずばずば言うのだが、厳しい反面事実に目をそらすなと本当のことを言ってくれる存在でもある。こういう風に、自分の甘えたところをバシっと叩き直してくれる人というのは貴重だし存在感あるし、リアリティショーとして非常に面白い。きっと彼女はその番組以上に自分の人生を楽しんでいるはず。プラス、私としてはアメリカ的婚活模様も観察できている。あ~40歳そこそこの会社経営者もダメダメじゃないかー、この人本当に仕事出来るの?、へ~こんな人がまだ独身なんですか~等と思ってみたり。総じてアメリカの婚活も厳しい模様。一人でもそれなりに楽しい人生を送っているシングル達の要求水準は高まるばかりだし、マーケットは縮小していくばかりだし。色々なマーケットでクレジットクランチが起こっているわけだが、みんなどこかにハッピーが待っているとオプティミズムである。それを叱ってくれる人も、実はその仲間だったりもする。婚活も金融情勢も一体どこに着地していくんだろうか、なんて他人事のように思ってみたり。春ですから。 4月の第二日曜日は、イースター(キリスト復活祭)ということで、ホストファミリーとのランチにお呼ばれした。留学生だけかと思いきや、娘たちとその家族、親戚などが揃い、お喋り、食事、デザートを楽しむ。私は、GODIVAチョコ持参だったのだが、数が足り無すぎた。お土産持参者が自分の土産を食べて食べてと主張するのもなんなので、ひっそり誰か食べてくれないかなーと思いつつ、でも皆アイスクリームやケーキなどの主役デザートに夢中。でも、味はCVSのチョコよりよっぽどいいはずなので、後でじっくり味わって欲しいなと心の中で思う。
中学生の孫も来ていたので、学校の様子について質問してみた。即答は「Good」だったので、自分はアメリカの中学校に言ったこと無いからグッドといわれても想像出来ないのよ。もうちょっと教えて、と言って、話してもらった。選択科目は音楽とアートがあって、音楽でチューバを吹いているとか、学校の始まる時間は早い時で7時20分だとか。アメリカ人にとったら当たり前だけれど、こういうのも新鮮な話で、大勢でなかったらもっと色々話してみたかったな、例えば給食の話とか。 その娘の父親は、IBMで仕事をしているので、IBMのコアビジネスについて話してもらった。主にメインフレームとアウトソーシングサービスなのだが、彼が担当しているのは後者で、ちょうどKodakの人事システムのアウトソーシングサービスに取り掛かっているということで、Kodakの製造とは違う側面から業務について学べて面白いといっていた。アウトソーシングサービスを提供するにあたっては、当然効率化なども提案するのだが、企業によってはそうした変化に消極的な態度になってしまう。そこを突破するアプローチが全てだと彼は言っていた。つまりIBMのやり方を押し付けようとする態度では成功しない、そうではなくて、あなたの企業の抱えている問題の解決をサポートするために来たという態度で臨むべきだと、語っていた。IBMは今後ますますこうしたコンサルを伴ったアウトソーシング業務が主になっていくと思うが、単なるアウトソーシングは業務移管に過ぎず、コンサルによる改善にこそ付加価値がある。 先日、同級生が「付加価値とはお客さんに請求書を出せること、またお客さんがそれを納得して払ってくれる気持ちにさせるようなサービスを提供することだ」と言っていたが、リアルで実感として分かりやすい表現だと思う。ゼロサムなままでは全体の価値は増えないし。 イースターの食事 ![]() ![]() ![]() 同級生のお別れでアフタヌーンティーに出かけた(チーズとりんごとサンドイッチとか独創的です) ![]() 巨大イチゴ(味は大ざっぱです) ![]() ホリエモンが「徹底抗戦」という本を出版し、外国特派員向けに記者会見していた。Youtubeで一時間強(約十分X7本)の内容だが、半分くらいは通訳の時間が入っているので本人がしゃべっているのは実質30分程度か。ベンチャー企業買収の価格算定方法についての検察側に対する問題提議と、創設したファンドと本体との連結財務諸表の問題について、彼は一言あるらしい。
買収価格算定については、検察庁はあたかも一物一価(誰がみてもバリューは同じ)の法則が企業買収でも成り立っていると認識しているようだが、それは買い手が対象をどう評価するかによるので、価格は必ずしも皆同じになるというわけではない。現時点で赤字であっても将来性があればそれなりの価格をつけて買うというのは当然であり、さもないとベンチャー企業は継続していかないし、新たに生まれても来ない、というのがホリエモンの論旨だった。それは、全くその通りで、現在の企業価値は過去ではなく将来のキャッシュフローを割り引いた価格である、というファイナンス講義を思い出させる内容だった。同時に、もし買収価格が対象企業の資産の公正価格より大きければ、のれん代(Goodwill)として差額が計上される。こののれん代とは言ってみれば、買収する側がされる側の価値を資産の公正価値以上に評価しているので、プレミアムをつけてでも買いたいということを示している。でも、これが逮捕の大きな要因ではなかったとのこと。 大きな要因の一つとして、財務諸表の記載があったようだ。本体とは別に創設したファンドの利益を、バランスシートではなく損益計算書に乗っけたことがダメだったらしいが、ホリエモン曰くそれは学会でも見解の統一がされていないような内容で、それを以って、経営者は当然知っていなければならない、知らないのは刑事罰に該当するというのは、酷過ぎるのではないか、という論調だった。 個人的に思うのは、知っていたか知らなかったかの議論の前に、ライブドアの連結会計が間違っていた時のリスクを経営者であるホリエモンはどれくらい認識していたのだろうか、ということ。もしリスクを認識していれば、外部監査の意見および他社のベンチマークを見て、自分の会社の財務諸表がアグレッシブなのかそうでないのか判断していただろうし、裁判で検察庁に勝てるだけのリスク回避の手段もとっていたかもしれない。また、当時CFOだった幹部役員の横領を知らなかったというコメントをしていたが、そのコメント自体、自分の会社の内部統制の甘さを公にしているに過ぎず、知らなかったからといって罪がなくなるようなレベルの立場/地位ではないだろうと思った。CEOには会社と社員に対する責任も同時にあるわけだから、知らないとか報告を受けていないというのは、有力な防衛にならないだろうと思う。 財務諸表の表記や取引のスキームについては、今学期受講中の連結会計の授業や税を考慮した取引スキームの授業とのリンクがありそうだし、経営者の法的責任という点では、先学期のビジネスローが関係してくる。MBAで勉強してきたこと(していること)をベースにして、何かしら自分なりの考えをコメントできるものだなと思ったりもした。 北朝鮮のミサイル発射および日本列島飛び越え太平洋に落ちたニュースも驚いた。というか、ミサイルが日本の領空を跨いでいるわけですけれど、日本政府、外務省はこれについてどう対応するのか、非常に興味がある。一歩間違えば、日本列島のどこかに落ちていたかもしれないし、日本の領海に落ちていたかもしれないし、領空で爆破していたかもしれないし。どう考えてもこれは領域侵害というか主権侵害だろうと思うんだけれどもね~。 記者会見の模様: Mattelという60億ドル規模のアメリカのおもちゃ会社のCEOによるプレゼンを聞きに行く。なぜか?先学期のFSAでToysRUsのケースで出てきた会社であったこと、CEOがプレゼンにきてくれることも早々ないこと。先着50名には、このリーダーシップスピーカーシリーズをサポートしているConstellation Brand(ワイン会社)の本がもらえるので、ぱらぱらと見ていたら、その中にはカリフォルニアワインと先日飲んで旨いと思ったBlackStoneワイナリーが記載されており、偶然ラッキーなものを頂戴したものである。Mattel社長のRobert Eckert氏は、中国で生産していた人形のリコールを経験しており、そこから語れるリーダーシップに必要な項目を10つ挙げた。このリコールで1億ドル超のコストを要したし、メディアにも叩かれた彼であるが、それを客観的に揶揄しているあたり、神経の太さと修羅場を潜ってきた器を感じた。リコールの決断については、問題は金ではないと真剣な表情で話していたのが印象的。10つの項目は以下の通り。
1. First 90 days count for the most (最初の90日間が勝負だ) 2. Facts oriented; Fact-Conclusion-Implication-Recommendation(事実に基づけ) 3. Get right people on the bus(動機付けが大事) 4. Not everybody is like you(相手をよく知ること。人間関係を築くこと) 5. Employee;Care, want to win, look for others, follow incentives(従業員は会社をダメにするために働いているのではない。彼らが前向きな態度でいられるようにせよ) 6. #1 reason CEOs fall is poor execution of good strategy (多くのCEOはすばらしい戦略を持っている。ただ、それを遂行出来るかどうかで、成功か失敗かが分かれる) 7. Follow cash; Cash is real(キャッシュは仮定や見積がないので、ごまかしようがない。SCFに会社の問題が映し出される) 8. Be tough in good times(良い時期ほど、部下の尻を叩き、悪い時期ほど、楽観的に) 9. Momemtum is important(機を捉えることは重要) 10. Balance people, profit, planet(君達の世代は、利益至上主義, だけでは勝ち残れない) どれもその通りだし、CEOに限って必要な項目という訳ではない。よい経営者ほどこうしたシンプルな原則を実行しているし、それが誰にでも真似できるものではないということであろう。特に6番と8番に、深く頷ける。戦略についてはMBAで学べるが、どうやったら実行を成功させられるのかについては学べない。だから、あるMBAスクールではケースを大量に読ませ、実行の疑似体験をさせるのかもと思った。サイモンはもちろんケースも扱うが、やはり戦略を作るベースとなる分析が中心である。その分析の下地にある事実をどう見るかに、より焦点が当てられているように思う。というわけで、サイモン出身でもCEOになる人はいるだろうが、ケースベースのMBAに比べてその数が少ないのは当然のように思える。同じMBAでも育てようとしている人材像が違っているのだ。じゃあ、サイモンという分析屋さん製造学校で、どう数字を読むのか(数字は物語るので)、それをどう上手く実行屋さんに説明できるかということが、サイモンMBAホールダーの成功に関係してくるのかもしれない。 CEOに必要な素質についても言及していたので、メモ。 Strong perosnal decipline, high self-esteem, Art of persistence, Stronger will to finish than started, Decisiveness, Ability to concentrate on one thing at a time, A sense of urgency, No fear of failure, Feeling to be lucky, Commitment to excellence, Enthusiastic, A sense of greatness, Dedication to making a world better, A strong or active faith in God or some other power, and Integrity プレゼンテーションスタイルについても、自信が溢れていた。やはり自分のやってきたことだからこそ、何でもどんとこいと構えていられるんだと思う。リコールで社員が対応に追われていた時、それを社会に説明するのは誰でもない自分自身だと自覚し、それを懸命にしたこと、ピンチの時ほどリーダーがどれほど事情を把握し決定し実行しているかが問われる、というようなことを話した。そんなCEOでも、プレゼンで大事なことの一つは、プラクティス練習だと語っていたのも、また印象的であった。痩せ型&猫背で、自分を客観的に見て笑える若干皮肉屋な性格の持ち主のようだ。 先学期コーチをしていたチームの一人Jayantが、インド料理に招待してくれたので、お宅訪問。引っ越したばかりで殺風景なのだが、チームメンバーとの再会で、先今学期の授業の模様や同級生などの話を聞き(っていうかあんまり聞き取れなかった~)、ビールを頂く。チキンカレーは私達用にマイルドにしてくれて(インド人的にはもんのすごいマイルド)しかもそのチキンは前日にスパイスに漬け込み、今日は3時間煮込んだんだとか。Jayant、勉強しろ!と思うも、手作りナンも上手いし、カレーもとっても良い味だった。レストラン風味。このチームはコーチすらも居心地良くなるような雰囲気を醸し出していたので、まったくスゴイチームだったな。
ロチェスターとサンフランシスコの時差3時間。この3時間が直せないので、連日夜更かし気味。しかし、夕方の授業ばかりなのでそれでも調節が効く。本日は、幾つかの授業を覗いてみて、取りたい科目を絞りこんだり、VISIONの緊急ミーティングしたり、春学期のチームミーティングしたりと忙しく活動する。
そんな最中にも、会社の上司から出社日の問い合わせメールがある。このご時勢有難いのだが、なぜこうも先手を打って聞いてくるのか。まるで私の報告タイミングが遅いみたいではないか。きっと上司からすれば遅いんだろうよ。やきもきしてとうとうメール出してきた、ということかも、と慮り反省。この週末にレポート提出しなくては。家賃の支払いからこうした会社への報告と手続きの調整、家事と学校以外のアドミニ作業が忙しいのはなぜ?何かもっと効率的に出来そうな気がしつつも、毎日これして、あれしてという雑用が消えない。雑用の無い日が欲しい。 コーチミーティングはのんびり構えていたら、急遽本日しか皆のスケジュール調整がつかないということで、早速1年生のクリスティーナ(インドネシア人)、ルイス(メキシコ人)、エミリー(台湾人)、ダレル(アメリカ人)、ジェームズ(カナダ人)という構成のチームと初回のご挨拶。自己紹介して、前回のチームの良かった点と悪かった点をシェアして、今回のチームに期待することを話して、コーチの役割を話して、アドミニの話をして無事終了。前回のチームの反省を踏まえて今回どうしたいか話し合ったので流れ的にコンセンサスが出来やすく、しかもその内容がチームチャーターにそのまま使えるという展開になっている。このチームは、ジェームズが比較的周りをケアしつつ進行させていく要になりそうだ。ルイスも頭の回転が速くしかも作業も先回りしてやるタイプのようなので、頼もしい。他の3人もそれぞれ自分の意見を言える性格とみたので、なかなかよいチームに成長していくのではないかと思う。以下、備忘録として彼らのチームに対する期待を書き留めておくと、 -準備してミーティングに参加すること。自分で問題を解いてから来る。 -ライトアップは順番でやる。 -少なくとも前日には課題を完成させていること。 -もし担当した箇所が出来ないならば、早めにチームに知らせること。 -各自の苦手分野がどこか自覚すること。 -長時間のミーティングはしない。 -お互いをLoveすること。スマイルを忘れない。 -お互いに助け合うこと。 -アジェンダを設定すること。 うむ、なかなか良いのではないだろうか。このチームは独身ばかりなので、またもや週末ミーティングが多くなりそう。コーチミーティングではそんなに話すことがないかもしれない、というのがコーチとしては心配。 ヨセミテ公園の翌日は、ナパとソノマへワインツアーへ。こちらは英語ツアーのため外国人ばかり。もちろんアメリカ人にとってもこのワイナリー巡りは人気らしく、大型バス満員御礼で出発。ガイド兼運転手の黒人のおじさんは、その昔、ブエナビスタソシアルクラブ(バンド)をワイナリーに連れてきて彼らに演奏してもらったのだとか。オーディエンスは踊りだし、本当に良かったよな~ウン、イエーという口調で話してくれた。ワイナリーでは、白も赤も飲んだが、やはり赤(メルロー、カベルネソービニヨン、ピノノワール)が美味しい。灌漑をせずに天然の雨だけで作ったワインはこれまでに飲んだワインのなかで一番濃厚で、2004年リザーブのカベルネソービニヨンをお土産に購入。見渡すばかりのワイン畑で、高速からワイナリーの入り口が見え、奥の方にワイナリーがある。土地の値段は1ヤード150千から350千ドルといっていた。さぞかし金持ちなことだろう。葡萄畑はまだ葉も実もなっていなかったが、小さな新芽が顔を出していた。
やはり赤ワインは、ステーキやチーズとともに頂きたいですね。ということで、夕食はダウンタウンのステーキハウスへ。ガッツリのお肉とピノノワールで満足満足。ホテルへの坂道も肉パワーでがんがん上れます。 ![]() ![]() ![]() 最終日は、市内観光。午前はアルカトラズ島へ。フェリーで10分ほどで到着するが、近そうで遠いサンフランシスコとアルカトラズ。その冷たい海流で泳いで渡ることは不可能と言われている。過去脱獄した人がいるそうだが、その後の行方は不明だ。溺れ死んだと見なされているそうだが、遺体が見つかっていないのだそうだ。アルカトラズ島からは、市内の坂の勾配具合、ゴールデンゲートブリッジが抜群に良く見える観光スポット。鳥や花もふんだんで、ここの監獄で外を見られずに過ごすこと、もしくは一生この島を出られないことは、大きな罰だったことだろう。監獄ではオーディオガイド(日本語)に沿って隈なく囚人達の生活を追うことができるので、ちょっと気分が悪くなるというか気が落ち込んでくるような気がした。余り長居する場所ではない、例え観光であっても。。 お昼には、偶然レストランの隣の席になったサンフランシスコ在住日本人の方から、おいしいベトナム蟹料理店を教えてもらい、蟹のガーリックローストにかぶりつき、同じくガーリック卵麺をずるずるとすする。美味なり!!お客さんも沢山来ており、人気店なのだが、ラッキーにも待たずに着席できた。 この通り(Polk)にはおかまさんたちが夜な夜な出没するらしいのだが、かつらショップのウィンドウを眺めるおじさんの目がとても美しくて、あ~その手の人だなとわかった。オープンカフェで座っている男性達も、何だか物色しているような気配。ショーンペン主役映画「Milk」はこの街で初めてゲイの役人になったHarvey Milkの人生をテーマにしている。確かにサンフランシスコにはゲイらしい人が多い。女友達が2人で歩いているのと同じ雰囲気で、男2人が仲良く歩いている姿をよく見かけた。女友達が2人で歩いていることに何の益害もないように、彼らが2人で歩いていても何の益害もない。同姓故に言葉にならない気持ちや感情を理解しやすいから、付きやすいのだろうと思う。その付き合いやすさから恋愛感情に発展するのかもしれない。男女の性別の前に、人間というより大きなジャンルがあって、そのジャンルのレベルで相手を愛することが出来るならば、性別を問わない恋愛も自然なことなのかもと思う。 さて帰りのフライトは、行きはよいよい帰りは怖い♪で、深夜の航空機カウンターの係員の少なさに列に並んだアメリカ人が切れ、男性は騒ぎ、女の子は泣き、おばちゃんはふて寝する有様であった。フライトの遅延とそれによる乗り継ぎ便変更の被害にあうも、ま、無事にロチェスターに到着。寒い!!まだここは春間近の気温。 こうして最後の春休みもあっという間に終了し、あともう一学期で卒業となる。やっとコーチからのフィードバックを各人にメールし、翌日は新チームと早速初回ミーティング。そろそろこのMBAについての総括を聞かれ始めるのだが、まだ自分のなかで総括出来ていない。薄々感覚的に感じていることは、今までと違うバージョンの自分になっているのではないか、という予感のようなもの。実社会でアウトプットしていないので、MBAで鍛えられた視座がどれくらい役に立つのか分からないが、MBAに来る前の自分よりは明らかに良い物が創造できるだろうという予感。これは、もうちょっと具体的に突き詰めて言語化したいと思っている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 続きましては、ヨセミテ公園へ。JTBツアーなので、周りは日本人だし、昼は和食弁当ということで気分が盛り上がる。日本人の中には定年退職したおじいちゃん3人衆がいて、若者にカメラのシャッターを押してもらったりと、とてもほほえましい。ヨセミテ公園までは、車で5時間の移動。途中、エスプレッソバーに立ち寄り、お土産や軽食で休憩。ぽつねんとあるエスプレッソバーは、なんとも魅力的だ。ここで毎日サンドイッチとかキッシュとかを作って、午前中にやってくる日本人向けに土産を売る。。なんていいビジネスモデルだ。ヨセミテに到着するまで、カリフォルニア州の花、ポピーを眺める。黄色の花をつけていてきれいだ。ところどころに白い花も咲いていて、ガイドの人が、この「黴」っぽいのも花ですよ~きれいですね~とコメント。きれいだけど、その表現はどうでしょうかね。
ヨセミテには、ハーフドームと呼ばれるNorthfaceのロゴのベースになっている岩山がある。ヨセミテ滝の大きさと水の冷たさに驚き、ジャイアントセコイアの木にか感動する。この木は、他と違って表皮が柔らかい。水を吸ってスポンジみたいだ。そこに木の包容力を感じる。じっと手を当てていると木の力が伝わってくるようだ。 お昼は、和食弁当をゆっくり味わおうと思ったのに、20分しかなく、かきこむ。おじいさん3人衆も会話もなくモクモクと食べる。こちらの心配も及ばず、彼らの完食のほうが早かった!さすが早飯の技術は高度成長の副産物。しかし、鮭、梅干、煮物の弁当は美味しかったな。写真を沢山撮り、カリフォルニアの大きさを体感する。ヨセミテ公園は、江戸時代に国立公園に指定されているそうだ。そんな時代に、自然を保護しようと思った先見の明のある人がいたんですね。 夕食は、かに釜飯と烏賊丸焼きともずくを食べた。ここはほぼ日本ですね。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 春休み早朝6時の便で、シカゴ経由サンフランシスコへ飛ぶ。途中、携帯電話を忘れるが取りに戻る暇がない。が、結局携帯電話がなくて不便したのは目覚まし機能くらいで、自分の電話嫌い症候群をサポートするかのごとく、全く不要の代物であることを認識。それにしても、なぜ学校では皆がひっきりなしに電話しているのかさっぱり分からない。何を話しているわけ?
サンフランシスコは、ロチェスターと3時間の時差があるので、到着は午後いち。暖かな日差しのなかダウンタウンをガラガラとスーツケースを引いて歩くと、汗が出る。まるで夏のロチェスター。公園の芝生では、人々がのんびり寝転がったり、ランチしたり。。ああ、優雅。サンフランシスコ近代美術館で働く若者のファッションが、代官山チックでおしゃれである。誰も大学ロゴの入ったねずみ色のスウェットとか着ていません。凝った展示物も沢山ですが、近代ものはじっと見ていると気持ち悪くなってくる私は、さくさく見学を終え、えっちらと坂を上り、そして下り、ホテルにチェックイン。それにしてもアジア人が多い。人口の5人に一人は中国人なのだそうだ。二世もいるし、皆はつらつと逞しく生きている。特にアジア人のおいちゃんたちが元気。 翌日はレンタカーで、シリコンバレーへ。apple, google, yahoo, intelを見学。といっても、intel以外は建物の外観を眺め、社員の雰囲気を観察するといった程度。広い敷地にはビーチバレーコート、プール、パテオが設置され(google)、福利厚生がリッチ。社員の服装は全く自由でTシャツジーンズである。ジーンズのポケットから社員証がチラリと覗き、あ~社員なのね、と気づく。それ以前に、広大な土地だし、近くに商業&観光エリアもないので、本当に用事がない限りこれらの会社に寄るとか通り過ぎる人すらもいない。appleはクリエイティブ系の若者と年配のおじさん、それから母的しっかり者の女性が多いように思った。テクノロジーは手段で、むしろマーケティングやデザイン(見た目の圧倒的強さ)が本業みたいな雰囲気。googleはちょっとした工学部のキャンパスのような雰囲気。こちらはあくまでテクノロジーのR&Dメインですっという感じ。yahooはその中間なのかも。創業時と今の比較を象徴的に表わしたパネルがあり、変わるものと不変であり続けるものの対比が興味深かった。この発想が若干MBA的匂いがするので、それが前者2社との違いかもしれない。intelは、日本にも共通する「物づくり」精神の会社。で、それをintelミュージーアムとして公開しているあたりが、社会貢献的要素を表わしていると感じた。それぞれ異なる企業文化を感じつつも、どの会社も創業者のすごさあっての現在という点では共通点もある。intelには、創造性は楽観主義から生まれるというメッセージがあった。それが成し得るのも、この温暖で自由な環境ゆえだろうと思う。 Google (誰がどんな時にビーチバレーするのでしょうか?屋上でバレーボールするOLと同じ感覚?) ![]() ![]() Yahoo!(このパネルは興味深い) ![]() ![]() Intel(「インテル入っている」というコピーは、Intel Insideからきているが、本家よりもパンチがあって好き) ![]() ![]() Apple(パテオでランチ中職員を隠し撮り。この太ったおじさんもアップル社員) ![]() ![]() Stanford University(きれい、そして、でかい) ![]() Buffalo?? ![]() 夕食は、日本街でしゃぶしゃぶを。ポン酢とお肉、ご飯うんまいです。 ![]()
本日Options and Futuresの試験を以って冬学期終了。その後、コーチをしている1年生とチームミーティングのラップアップをして、幕を閉じた。
Options and Futures 授業は理論、宿題とプロジェクトは定量問題、期末は数字以外の直観的なものもありつつも基本は定量というバランスの取れた構成であった。このクラスは、最初の授業はいきなり先物(Forward)の公式から入り教授も淡々と(そりゃもう淡々とですよ)進めるので、そこで授業をドロップした人も多かったけれど、授業が進むにつれて教授のキャラがクラスに馴染み(時々、口が回っていない時とか)、何となくアットホームな空気が形成されていたのが印象深かった。今までのMBAの授業とは一味違うアカデミアからのアプローチ。日本の大学の授業の雰囲気に似ているかも。アメリカ人、インド人含め皆こういったストラクチャード商品に関心があるけれど、PHDレベルの知識がある人もいなさそうで(恐らく業務で商品開発でもしていない限りいないだろう)、それぞれ苦心しながら勉強していたように思う。そういう暗中模索状態だから、授業への求心力も下降せず、振り返るといい授業だったように思う。個人的には、options, futures, Forward, Greeksを使ったヘッジ,Black-Scholes Model, Binominal Tree Modelを勉強できるのはこれっきりだと思うので、それらがどんなものか学べてよかった。 FSA ブログにも頻繁にコメントしていたFSAであるが、最後の試験もタフだったが、会計の要素を含みつつも、アナリストとして事業会社のビジネスモデルの重要性と、forecastに使うデータの見積もりの立て方をトータルに学べてよかったと思う。Cases in FinanceでもValuationをやるのだが、そちらは数字が与えられているが、実際の仕事ではその数字の論理的計算方法が実は一番重要でセンシティブで、だからこそアナリストが決算発表のコンフェレンスコールで経営陣に見通しの質問をするわけで、エクセルがあれば(なくても)ある意味誰でもできるvaluationの計算よりも、そこにいたるアサンプションをどうやったら現実的かつ説得的に立てられるかを学んだと思う。恐らくFSAの教授の焦点もそういうところにあるのかと思う。また、株価がNet IncomeからCost of Equity Capitalで割り引いたResidual Incomeで計算できるというのも、直観的にそうだよな~と思わせてくれるアプローチだった。 Advanced Business Law 前半苦戦のこのクラスは、後半になって証券の登録と取引に関わる法律、知的財産権に関わる法律あたりから面白くなってきたように思う。証券に関わる法律部分では、Civil & Criminal Penaltyについて「ひぇ~怖い」という思いを新たにした。法律は知らないと命取りになる。イノセントに犯してしまっても、罪は罪だし、イノセント性が罪状に考慮されないこともあるし、だから弁護士や会計士がいるわけだけれど、こちらもそれを言い訳にイノセントなままでいることは許されないわけで。新しいことをするためにはリスクが伴うわけだけれど、そのリスクの大きさを個別のトピック毎に学ぶことができた。倫理に絡む問題では、倫理的に判断したことが必ずしも合法とは限らないということを学んだ。裏を返せば、倫理的な基準で決断をしたことが法という一線を踏み外す結果にも繋がるというわけで、こんな恐ろしいことはない。イノセントでいることの危険性、これはマネジメントの立場にいけばいくほど高まるので、この授業の価値はそのWarningをしっかり頭に置いておくという点にあるのではないかと思う。 VISION 来学期から1年生に引き継ぐため、インタビューを行ったりメンバーで候補者の評価を行ったのはいい経験だった。誰が準備して誰が準備してこなかったかインタビューではすぐ明らかになるし、たとえインタビューがとても良くても、バックグラウンドチェックでどうもこの人は。。ということもある。過去や日ごろの振る舞いがセレクションの結果に大きな影響を与える。逆もそう。インタビューでは余りよい印象ではなくても、バックグランドでよい評価があると、逆転がきく。どちらも良くても、その人のタイッムコミットメントに疑問があると、今回は。。という結果になる。全てがトータルに考慮されているということを、このセレクションプロセスで認識できた。 Coach 最後のチームミーティングで、もし次のチームを選べるとしたらこのチームのままでいたい、という発言があった。他のチームに比べると自分のチームがどんなに良かったかを各自認識しているようで、全体的にいいチームだった。理由は幾つかあるが、皆独身で週末に集まってミーティングしたり時間の自由が利いたこと、チーム間のコミュニケーションを重視していたこと、時間的に追い詰められているなかでも教えあう精神的余裕があったこと、前もって取り掛かりミーティングの準備をしていたこと、メンバーが自分と同程度の完成度でやってこなくてもそれに苛立ったりしなかったことなどがあった、メンバー全員がチームとして一緒に仕事しやすいパーソナリティを持っていたことなどがあると思う。恐らく、私のような英語が堪能でない外国人がコーチとなったこともチームがしっかりまとまる要因に貢献したかも。彼らから最後にコーチの役割に対してお礼を言われてうれしかった。英語で舞い上がっちゃうコーチでしたが、皆真剣なまなざしで聞いてくれて深く感謝。前者のチームはアカデミックパフォーマンスは良かったがチームの雰囲気としては問題があり、今回はその逆の傾向があった。会社にとってはパフォーマンスもチームワークも大事だ。どちらのチームがよりポテンシャルがあるかと言えば、私は後者のチームと言うだろう。なぜなら成長率の見込みが高いから。こうして二つのタイプのチームを経験できることは自分にとって貴重な学習経験だった。あとは彼らへのフィードバック作業が残っている。最後まできちんとコーチングして、彼らを春学期に送り出しましょう。
FSAとAdvanced Business Lawの期末テスト終了。どちらも腰を据えて取り組むというよりさくさく割り切ってこなさないと時間内には終わらないテスト。ま、それがテストと言われるとそうですが、write-upのように何日か考え続けて調べて少しずつ進捗するような代物ではないため、時間内でどう問題を理解し、蓄積していたものは吐き出すかが勝負といったところ。
FSAは例によってケースが事前に与えられるので、それを読んで自分でプロジェクションや様々な計算などを下準備としてしておくようになっている。テスト時間は3時間半あるのだが、20問もあるので、ケースなど読んでいる時間はなく、記述の一部をチラ見する程度である。テストには全く関係しなかったのだが、財務諸表を見ていて面白いなと感じたのは、内部からの生え抜きがCEOになり、ビジネスを色々変更しているのだが、それに伴う費用のための資本調達をしていないため、キャッシュがどんどん流出していること。1スクエアフットあたりの売上も下降し株価も下降しているので、株価を上げるため自己株を買い戻しているのだが、買戻しのためには当然キャッシュを使用するわけで、更にキャッシュは減少し日々の資金繰りが怪しくなる様子が何となく想像できる。で、ある年、deferred revenue(繰延収益計上という日本語になるのか)を止め、 保証書(warranty)のfull reveneu recognitionを開始するのである。ある年から突然deferred revenueのバランスがゼロになっているので、あれま、という感じである。繰延がないので、もちろんその分の収益は今期に計上され、それで何とか利益を捻出したいということなのだろう。当初は、この会社(Circuit City)は競合他社(Best Buy)よりも遥かによい経営成績だったのだが、何かをきっかけにおかしくなっていき、下方スパイラルが止まらない状況に陥っている。きっかけかどうか分からないが、この会社が店舗数やマーケットシェアを異常に気にしていて、前述した1スクエアフットあたりの売上を軽視していたことがそのおかしさの発見の遅れになっているような気がする。恐らく他にも原因があるだろう。なぜなら、この会社と競合他社は、秋学期生の受講したSTR403のプロジェクトで取り上げられているので、組織的にも問題があったと推測される。FSAの教授がCircuit Cityを取り上げたのは偶然なのかどうかは知る余地もないところだが。。 この教授による問題の設定は、ある学校(○○ネル大学)のMBA卒業生がCircuit Cityのプロジェクションをしこの会社はundervalueだ!とShoutして辞職したので、それが本当かどうか判断するために上司があなた(サイモンの卒業生、従ってこの教授のFSAを受講していると見なしている)にタスクを与えたというストーリーである。これって、「ある学校」に失礼であろう、しかもその学校のほうがランキングは上ではないか?と思うのだが、アメリカ(人)ってつくづく比較広告が好きなんだな、というかそれに悪意がないんだなと思う。Advanced Business Lawでは、独占や寡占はフェアプレーを妨げるとして厳しく取り締っているが、他方こうした名指しもしくは明確に相手がわかるような比較広告はフェアプレーの範囲内に入るらしい。何だか矛盾しているような気もするんだが。 先日、スーパーWegmansでブリトー(メキシカンで、豆、ライス、チキン、サルサやレタスやチーズをソフトタコスで包んだもの)を売っていることを発見。しかも、オーダーすると蒸し器にかけてタコス(皮)を柔らかくしてから具を包んでくれる。こういうタコス食べたかったんだよね~。一年間このスーパーに通っていて、初めて気づいた商品で、めでたく本日購入し、本日の食卓に。これはボテッとかなり重量があるので、明日のお昼にもなりそうです。昔これを一回で食べて切っていた自分の食欲が恐ろしい。。 ブリトー参上!! ![]() 同級生のお家でご馳走になったデザート(手作り)おいしゅうございました~ ![]()
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